表6.16 ブルワーク
6.3.10 舵
(1)一般
上部ベアリング及び舵針1個を有する舵をB型舵、上部ベアリングのみを有する舵をC型舵とする。
舵の構造部材寸法は、試運転時の予定最大速力に対して決定する。
船頭材及び舵針の材料は、日本工業規格「炭素鋼鍛造品SF45」を標準とし、部材の最大応力がその材料の耐力より小なるよう決定するが、アルミニウム合金製漁船の場合はステンレス鋼(SUS304又は316)を使用するのが普通であるが、耐粒界腐食性のステンレス鋼であるSUS304L又は316Lの熱処理材を使用することを推奨する。
(2)舵頭材及び舵針
低速域から高速域にかけて広い範囲に豊富なサンプルのあるC型舵についてまず検討する。
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